千葉大学「紫千会」のブログ!

千葉大学和楽器サークル「紫千会」のブログです。部員みんなで書いているので、ぜひ見てくださいね!

いとたけ考 1月 

あけましておめでとうございます!会長です(^^ゞ

今回は紫千会になってから初めての年越しでもあり、テンションが高くなって60人いる全体ラインの中でカウントダウンをしてたら「酔っぱらってる」と勘違いされてしまいました_("_´ω`)_ペショ

先月の25日には部員たちで部室の改装をして、気持ちのよいままにクリスマスパーティーをしました。後輩たちと2016年を振り返り、新歓に向けて舵を切り始めていきます…(その前にお弾き初めがあるんですけどね笑)

来年度の新歓でも今年のように多くの一年生が入ってくれることを願って頑張っていきたいですね!

さて、お正月というと、あちらこちらから春の海が流れてきて、ラジオでも邦楽番組が多く放送されます。邦楽はお正月のためのものではないですが、昨今ではもはや正月飾りの一つのように感じられます。「年中行事」が好きな日本人らしいですね(笑)

「年中行事」というと、年末に第九を演奏するのもそうです。年末の時期に集中的に第九を演奏するのは日本くらいだそうですね。諸説ありますが、客入りがいいので楽団員の餅代を稼ぐために年末に演奏するという話を聞いたことがあります。

ま、それがきっかけとなって年末に演奏されるようになり、習慣が伝統になったというわけですね。私は第九が大好きで年中聴いていますが、NHKで大みそかに放送するN響の第九は必ず見ています。今回の指揮者はヘルベルト・ブロムシュテット氏で、この方なんと89歳。第九は70分ちょっとの大曲なので体力もさることながら、この方の曲の解釈に感動しました。

曲を細かく解釈し、それをひとつひとつ音にしていくというのがブロムシュテット氏のやり方でした。公式に当てはめるというより、長年培った経験や感性なのでしょうか、今回の第九は聴いていて深みのある演奏だったと思います。

邦楽の古曲にもこの話は通じるところがあり、古曲は強弱記号をはじめ、表現に関する指示が一切ないので、楽譜だけ見て何も考えずに演奏すればただの棒読みなものにしかなりません。しかしフレーズごとに解釈してそれを表現することで深みのある演奏ができるのかなと思った次第であります。

やっぱり音楽って深いなぁ…

今年も千葉大学紫千会をどうぞよろしくお願いします!